2010年5月27日
ボクシング・カンガルー
ボクシング・カンガルーがオーストラリアのスポーツの象徴になったのは1983年であった。この年、大阪のデリヘルサイト集国際ヨットレースのアメリカスカップで、挑戦者オーストラリアのヨット「オーストラリア II」が、優勝を132年に渡って死守してきたアメリカのヨットを破り、世界に衝撃を与えた。「オーストラリア II」は、このレースで、緑地に赤いグローブをはめた金色のカンガルーという、後に広く使われることになる旗を掲げて戦った。同艇のオーナーでパースを拠点とする大富豪のアラン・ボンドがこの旗の図像を所有しており、ボクシング・カンガルーの旗の生産に当たってライセンスを与えてきた。後にオーストラリアオリンピック委員会がこの図像を買い取り、オリンピックオーストラリア選手団のマスコットキャラクターとして、また各地の学校でスポーツのフェアプレイを広報するキャラクターとして使われている。
2010年の冬季バンクーバーオリンピックでは、オーストラリア選手団の選手たちが、選手村のアパートのバルコニーから垂れ下げた高さ二階分のボクシング・カンガルーの旗をめぐって論争が起こった。国際オリンピック委員会(IOC)は、この旗は商標として登録されていると考え、(商標を持っているのは非営利団体のオーストラリアオリンピック委員会であるにもかかわらず)商業主義的であるとして選手たちに旗の撤去を要請した。これに対してオーストラリア国内からは選手およびボクシング・カンガルーの旗を擁護する声が上がった。ジュリア・ギラード副首相(Julia Gillard)はIOCの要請を「ばかばかしい」と一蹴して憤りをみせた。IOCのジャック・ロゲ会長とオーストラリアオリンピック委員会のジョン・コーツ会長は話し合いを行い、ボクシング・カンガルーの旗は撤去しなくて良いという結論に達した。
オーストラリア国家を動物になぞらえた(擬人化した)キャラクターで、ボクシンググローブを前足にはめたカンガルーの姿をしている。イギリスを擬人化したジョン・ブルやフランスを擬人化したマリアンヌ同様、オーストラリアを戯画化する際に使われる。
またオーストラリア代表選手が出場するスポーツイベント、例えばクリケット、テニス、サッカーなどの国際大会や、コモンウェルスゲームズ、オリンピックなどでは、オーストラリア人観客が緑地に赤いグローブをはめた黄色いカンガルーをあしらった旗を振る姿が見られ、このボクシング・カンガルーの旗は「オーストラリアのスポーツの旗」となっている。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
ボクシング・カンガルーって本当に面白いですよね。
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